自然美あふれる島
鳥羽港の東約3キロに位置する菅島は、東西に広く、
南北に狭い長細い島です。
標高236.6メートルの大山を中心に、サカデン山、ボシ山など、
200メートル級の山々が連なります。
大山山頂には市の天然記念物である紅ツゲが群生しており、
1~2月に紅色や茶褐色に紅葉し、色鮮やかな紅ツゲと澄んだ青い空や
海とのコントラストが美しい風景を見られます。
また、5月には神宮ツツジが開花し、山頂を真っ赤に染めあげます。
島のシンボル、白亜の菅島灯台
1873(明治6)年に初点灯し、現存するレンガ造りの洋式灯台としては、
日本最古といわれています。
竣工式には西郷隆盛も参列したとも伝わる、歴史を感じるスポットです。
灯台周辺は伊勢志摩国立公園に指定され、景色を楽しみながらの
ウォーキングも人気です。
しろんご祭
菅島の白浜、しろんご浜で毎年7月に行われるしろんご祭。
島の守護神である白鬚大明神をお奉りし、大漁・豊漁と海の安全を
祈願するために受け継がれてきた海女の祭りです。
ホラ貝の合図で海女たちが海に飛び込み、つがいのアワビの初獲りを
競い合い、最初に獲った海女は海女頭として崇められます。
初獲りのアワビは、白鬚神社に奉納されます。